True CALLING(詩)

夏の夜のその奥ぶかい分け入った秘かな場所で

耳をすまして聴いている

聴いている

それは思い出でなく古くなった魂である

存在の最も忘れられた片隅で眠る。

 

    ⚓

 

みなもは蛍火の蛍光色の海である

緑色の濡れた光をたおやかな女性性の波がたたえる。

 

    ⚓

 

憎しみはなおも孕まず凶暴なのは血汐(ちしお)ばかりだ

古くなった魂が子供のように寝息を立てている。

 

    ⚓

 

時計塔に針がない

朽ちかけ荒みかけたこの規律は針を失くしてみだらに狂いかけている

夏の夜の秘密めく岸である

眠りのそばに花ひらく情調がある

光るみなもと錯乱しかけた時間軸

恐らく森もあるだろう。

 

    ⚓

 

耳をすまして聴いている

聴いている

遠くの丘の家々は玩具(おもちゃ)のように軽妙である。

 

    💎

 

✳ 画像はフリー素材です。 

この文面を打ち込んでいる途中で寝オチするという(笑)疲れてるのかな。同名の海外ドラマがあるけど何の関係もないです。でもあれ観たことある。

盗撮迷惑。迷惑。迷惑。迷惑。邪魔。邪魔。邪魔。邪魔。……

 

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