こぼれたきもち(詩)

終(つい)のすみかはたぶん浮き沈みのかなたです

会いたい人は

まじめにこれを考えるなら

駅改札や二度か三度の乗り換えや綿々としてとめどない眺望の連続のかなたです

実際人はあってないような悩みを悩んで生きるものである

確かなことが一つあるけど

これをいうのはルール規定の明らかな逸脱である

幸せを守るためには知らずにいればそれでいいんだ

世の中のことも自分のことも知らずにいればそれでいい

真実なことほどに

血や疼痛(とうつう)やぱっくり口をひらいたままの悩ましい傷口を招くものです

夜の八時の感触は滴る夏の純真でした

会いたい人がいる

会いたいと思えるほどに心惹かれる人たちがいる

片眼をつむりさえすれば

おれは充分幸せである。

 

🌻👒💫🌻✨

✳ 画像はフリー素材です。

改稿・改訂作業をいずれやらんとね……

ストーカー嫌。とにかく集中力を妨げられて。おれはもともとこんなに書くの遅くないです。