サニーサイド(詩)

海と陽ざしに面した窓である。

 

静かに凪いだ真夏の海と

陽だまりのある窓辺があって

家具と花瓶と声はない

抜け落ちた虚ろなものがそこに立ち止まっている。

 

少し奥には暗がりがある

そこにたたずみ

ひっそりとした影がある。

 

清楚な人が海を見ている。

 

 

 

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✳ 画像はフリー素材です。

おなじタイトルの詩をずっと前に書いています。モチーフも似ていたと思う。