保険機関(詩)

所詮あてがわれた運命である

君の惨めな見苦しい人生は君の結果であって選択でないから無実

サルトルなどに君の悲哀は分からない

せいぜい他人様(ひとさま)のせいにしてこれまで通り醜く生きろ

地下鉄にのり遅れたのは

きっと時計の針が時間を守らなかったせいなのだ.

 

君に似合いの墓碑銘がある

〝自分の尻も自分で拭けず

百害を為し徳の一つも積めないままに生きて死んだが

そのプライドの鶏冠(とさか)のへんはつねに見晴らしのよい標高にあった〟

だけども君はこんなロジックだって使えるのだ

〝僕は人間味の豊かなほうなのです〟

 

君が後悔すべきは君に生まれたことだけだ

全ての人に役目があると信じるならば

君の役目は恐らくはありふれたもの

だけど望みと違うのは

恐らくは君だけでない

忌まわしい現実がある.

 

運命は高級な女です

てなずけようと足掻いてもてなずけられやしないから

そこに夢を見つけることを

まだやめられやしないんだ.

 

 

✨⏳✨ 🐪🥀⚡

✳ 画像はフリー素材です。

〝鶏冠〟とかやり過ぎ感あるかも(笑)まあ、気分転換に、ちょっとね。しかしやる気が出ん…… これも何とか書いた感じです。特定の誰かに向けて書いてはいないつもりです。

 

ストーカーの話はもう嫌…… ただ迷惑。おれの望みは、好感の持てる人たちとのんびり平和にやっていくことで。