2023-07-20から1日間の記事一覧

座標(詩)

時たま嗅いだため息である 時たま吹いて吹き過ぎたつめたい呼吸。 雑沓の中の人と人との暗黙の了解 高架下 会話の途中ふいにあらわれる陥没した不安な場面 二人どちらとも次の言葉を探しているという状況 雨雲の下のいじけた心。 死はたぶん青みがかったにび…