2023-07-17から1日間の記事一覧

メロウ(詩)

ことを終えたらいつもそのまま寝てたけど 見ていると知っていた うら哀しいあの部屋は冬にはことのほか冷えた 窖(あなぐら)のように凝(こご)って傷んだ暗がりの片隅で 互いを抱いて 互いの膚の微熱で暖を取りながら眠ったものだ すぐには眠れないのは二…