昭和ではなく今のこと、 雪ひらのちらつく晩の居酒屋で、 しなびかけた女が独り、 滔々とかつて慕った温もりをなおも慕っているのです。 あの人と出逢った晩も、 そういや雪を見たっけね。 あの人の肩にポツンとちょうちょみたいに留まったの。 あらと思って…
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